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せきららこのことを語る

私、お仕事でとある研究所の事務サポートをしているんですけれど、私のような末端でも、しばらくいたら実感するのは、研究内容やその意義、意味を一般の方に理解してもらうのは、とても難しいのだ、という事です。それぞれが専門的すぎるという事もあって、きちんと説明しようとすればするほど難解になりがちだし、かといって、簡単にはしょって取り上げられると、一見理解してもらえた気がしていたが本質的なところは全く理解していなかった、というような食い違いがおこったりする(今回の事だって、そういう面がありますよね)

一般の人すべてにきちんと理解してもらう必要はもちろんないのだと思うけど、研究には莫大なお金がかかり、それらが税金などから出されたりする事を考えると、一般の方を味方にしておく、という必要はやっぱりあるし、「科学の発展」を考えても「理解に対して諦めない」というのは、必要な事なのだろうと思っています。

それで、その、理解に対してのアプローチを、好意的に受け取ってもらえるというのは、互いの信頼関係ありきなんですよ。単純化したら「わからない部分はある。でも、大丈夫だ」と思ってもらえるかどうかって、大事なんだろうな、と、思います。