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ごちそうさんのことを語る

桜子様の編集者気質(女学校時代に文章を書くのが好きだからそっちの方面で……って言ってたとおり!)、ジェネラリストっぷり(味はスペシャリストのめ以子におまかせ)、プロデュース能力がキレッキレ!
だめんずアダプター付きだけど、いや、だからこそ、だめんずを「ワシが育てた」できる女なんですね。お見事!
リソース発掘には「その手があったか!」と勉強させていただいております。
そんなお嬢さん芸のレベルの差がくっきり分かれたこの二日間でした。
ホンモノの資産家令嬢で父のビジネスを生まれたときから見て育ち「父の財産以外に自分に関心(好意)を持つ」対称を選んだ桜子様と
長屋で没落しなかっただけの、大して資産もないのにちょっと長く続いた家名を見栄で死守するのに必死な西門家、そこに出戻って小姑風吹かせてる和枝ちゃん。
そりゃ才覚に違いが出て当然。
演出上とはいえ、その差をこんなにくっきり描かれちゃって、ちょっぴりかわいそう。

年若い希子がいちばん先にするっと覚醒(いのっちが「ピーターパン仕込みの美声」と大絶賛してたけど、ほんとかわゆら美しい)、大化け連発の中。
威勢はよくても内に閉じた西門家の文字どおり女々しさに、出て行ったオヤジ・コンドーに共感するまであと数日の悠太郎。
プライドばかりのウドの大木で終わるか、
大阪市民をやさしく見守る通天閣になれるか、
ここからが正念場ですわね。
がんばって!fromぬか床