この「自分の知ってること以外はつまらない」という感覚が暗黙に前提していて
しかし、どうしてだか忘却してしまっているのは、では自分はどうやってそれを知るに
至ったのか、ということだ。
「知っていること」も「知らないこと」だった時期が当然あるわけで、それをどんどん
遡ってけば、やがては「知る」ということの端緒に辿り着く筈なのに、ひとはいつしか
それを忘れてしまう。
「未知との遭遇」佐々木敦
この「自分の知ってること以外はつまらない」という感覚が暗黙に前提していて
しかし、どうしてだか忘却してしまっているのは、では自分はどうやってそれを知るに
至ったのか、ということだ。
「知っていること」も「知らないこと」だった時期が当然あるわけで、それをどんどん
遡ってけば、やがては「知る」ということの端緒に辿り着く筈なのに、ひとはいつしか
それを忘れてしまう。
「未知との遭遇」佐々木敦