多くのビジネス書はビジネスにおいては何事も、明確なゴールと、ゴールまで最短距離で行き着くことが重要だと説いていた。わたしは、このゴール志向がビジネスをつまらなくしていると考えていた。ゴールはただの結果に過ぎない。そして、ゴールよりもプロセスが大切なのだという論を展開した。わたしはもっとうまく説明したかったが、そのときはまだ駒沢敏器を知らなかった。知っていれば、自分たちがビジネスをするのは、ゴールのためではなく、いや、何かのためにではない、特別なことが、働くということの中にはあるのだと言えただろうと思う。
平川克美の路地裏人生論「何かのために、ではなく」3/16
勝手に引用のことを語る