『City』アレッサンドロ・バリッコ
よ、読めた……!なんと読みにくい小説!耐えきれず少々飛ばしてしまったけど、それは私が外国の小説を久しく読んでいなかったから、だけではないと思う。訳者が慰めてくれたもの、「これほど一筋縄ではいかない、読みにくい小説を辛抱強く最後まで読みとおしてくれた読者諸氏に感謝の意を表したい」と。
映画のような物語の運びが、あまりに独特。
訳者が衝撃を受けたという、ディーゼルとプーメランの正体はわりと最初の方で気づいていたので、それはそんなに感動はなかったけど。
シャツィのウェスタンはすごかった。シャツィがすごかった。“シャツィ・シェル、ガソリンのシェルとは無関係”
川の話は、本当に良かったよ。
「どうして子どもなんか作るのさ?」ディーゼルの言葉も。