彼女は数年前に私が働いていた工場に、二ヶ月後くらいに入ってきた。
日系のひとかと思ったほど、彫りの深い美人で腰まである黒い髪とで、モデルみたいだった。
外見と合わず、とても地味でおとなしくて恥ずかしがり屋で、いつも恥ずかしそうに笑ってた。
一週間後、我慢できなくなりナンパした。
お茶飲んで帰らない?って。
私は美人が好きだ。
性格のいい美人なら最高だ。
それで今に至る。
どちらもその仕事はすぐに辞めてしまったけれど、関係だけは残った。
偽造だらけの嫌な会社だったけど、得難いものをもらえたのかな。
縁てどこに転がってるのかわからないね。
別な友人も、どうしても直接話がしてみたくて、ネットの画面の向こうから強引に引き出した。
こういう時、私はむやみやたら機動力を発揮する。
…別なことにも頑張れよ、私。
ただいまのことを語る