「喧嘩両成敗の誕生」清水克行
・書き方が親切でとてもわかりやすく、内容も面白かった。
・喧嘩両成敗という言葉からイメージされるものが、実際の法律の性質とは、その成立過程も目的も異なっている。
・今、私たちがこの言葉や方法論に抱く感情が、この法律成立以前の人心、風土の混沌を土壌として広く共有されていたものと同じだということが、ちょっと怖い。その辺りで空気の研究を思い出した。
・室町時代の人々がすぐに戦う荒ぶる人々だったとしても、この時代以降の大人しい日本人と基盤は同じ、集団性にあるような気がしました。
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