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ふと思い出したことのことを語る

長女の私が子供用浴衣を卒業して買ってもらったのは、紺地に鮮やかなカトレアの柄の妙に大人びた浴衣だった。その後、子供用浴衣を卒業した妹は淡いブルーにパステルカラーの蝶が舞うかわいらしい浴衣を買ってもらった。
私が初めて買ってもらったスキーウェアは、上下とも真っ赤で、シルエットは黒板純だった。その後、一番下の妹が買ってもらったスキーウェアは、白いワンピースタイプで、ピンクとブルーのラインが入っていた。
両親は自分たちが買い与えたものを着て、他の子供たちに混ざっている私を見て、「うわ!だっさっ!」と思ったのだろう。下へ行くほど、微妙に修正がかかっていく。そういうものだ。