先週のサカダイP81。加部究氏がご子息加部未蘭のことに触れながらケガを押して頑張る風潮に警鐘を鳴らしている。
バイエルンはリベリを爪を剥がしたくらいでキャンプから離脱させたらしい。「キャンプはこなしていない選手は使わない」と開幕戦のメンバーから外すリスクを冒しても。
マスメディアも「加部の復調次第では」と記事にするのは「骨に亀裂が入った状態でプレイして『悪化』はあっても復調はない矛盾」を含むと述べる。
山梨学院の横森監督も「選手権で活躍する姿をテレビに映してあげることが、全ての選手の幸せ」と、そのための最良の指導法をしてるとしながら、「楽観的経験論」や「理不尽を克服することが唯一のメンタル強化法」と信じる指導者は未だ蔓延していると断じ、後に続くサッカー少年は真似しないようにと述べている。
闘莉王や最近「GIANT KILLING」で扱ってるテーマにも通じることだが、80%の実力しか出せない状態で精神力を持って100%の力を出すのも確かに賞賛されるべきことだが、100%の力を出せる状態で精神力を持って110%、120%の力を出すことこそ大事であり、それが「成長」と言うものだろう、と思う。
無理させて選手寿命や飛躍の可能性を潰すようなことは、コーチ側はやはり厳として慎むべき。
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