「批判や文句を言う側ではなく、言われる側に回ると決意すること。
永久に続く不安のなかに身をおこうと心を決めること。
100%全人格を賭けてそれができるかどうか。
そこまでして、この世界に言っておかなければならないことがあるかどうか。
「好きなものを趣味で書いて、友達に読んでもらう」というのでは絶対に満足できない理由が、身体の隅々にまで満ちあふれているかどうかです。
新人賞選考の過程で、色々な問い合わせを受けますが、私たちが応援したいのは、これから待ち受ける苦難の日々を、不安定で終わりの見えない長い長い吊り橋を、それでも何とか渡りきろうと心に誓っている書き手です。
大事なことは吊り橋をわたりきることであって、どう渡るかではない。選考基準とか細かいことは色々あるのですが、いざとなれば私たちは喜んで「ルールを無視」しますので、どうぞご安心を(それでかえって不安になる人は、この賞には向いていないかも知れません)。」
https://i.crunchers.jp/data/blog/1912
クランチマガジン主催の今村氏のブログから。