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勝手に引用のことを語る

まずこっちで

物語における読者
http://www.seidosha.co.jp/index.php?%CA%AA%B8%EC%A4%CB%A4%AA%A4%B1%A4%EB%C6%C9%BC%D4%A1%A1
「【目次】

1 テクストと百科辞典
 1・1 テクスト理論、第一世代と第二世代
 1・2 コンテクストと状況とに関する選択
 1・3 テクストに向けられた指針としての意義素
 1・4 潜在的テクストとしての意義素、意義素の拡張としてのテクスト
 1・5 /前提/という傘形用語について

2 パース――テクスト共同作業の記号過程的基礎
 2・1 解釈項、根底、意味、対象
 2・2 根底
 2・3 力動的対象と直接的対象
 2・4 言述の解釈項と辞項の解釈項
 2・5 百科辞典および操作規則としての定義
 2・6 モナド的特徴と複合的解釈項
 2・7 最終的解釈項
 2・8 無限の記号過程と実用論
 2・9 テクスト実用論への諸方向

3 モデル読者
 3・1 読者の役割
 3・2 どのようにしてテクストは読者を予想するのか
 3・3 「閉された」 テクストと 「開かれた」 テクスト
 3・4 使用と解釈
 3・5 テクストの戦略としての作者と読者
 3・6 解釈の仮説としての作者

4 テクスト共同作業の諸レベル
 4・1 モデルの限界
 4・2 物語的テクスト・モデルの選択
 4・3 線的表示
 4・4 言表行為の状況
 4・5 外延の括弧入れ
 4・6 コードと副コード
  4・6・1 基礎的辞書
  4・6・2 共指示の規則
  4・6・3 コンテクストと状況とに関する選択
  4・6・4 修辞的・様式的な過剰コード化
  4・6・5 共通シナリオによる推考
  4・6・6 テクスト相互的シナリオによる推考
  4・6・7 イデオロギー的な過剰コード化

5 言述構造
 5・1 意味論的明示化
 5・2 トピック
 5・3 同位体
  5・3・1 範列的離接による文の言述同位体
  5・3・2 連辞的離接による文の言述同位体
  5・3・3 範列的離接による連文的な言述同位体
  5・3・4 連辞的離接による連文的な言述同位体
  5・3・5 相互に排他的なストーリーを生成させる言述同位体的離接に拘束される物語の同位体
  5・3・6 相補的なストーリーを生成させる言述同位体の離接に拘束される物語の同位体
  5・3・7 いずれにせよ相補的なストーリーを生成させる言述同位体的離接に拘束されない物語の同位体
  5・3・8 暫定的な結論

6 物語構造
 6・1 筋からファーブラへ
 6・2 収縮と拡張――ファーブラの諸レベル
 6・3 非物語テクストにおける物語構造
 6・4 物語連鎖の基本的諸条件

7 予想と推考散策
 7・1 蓋然性の離接
 7・2 可能世界の予示としての予想
 7・3 推考散策
 7・4 開かれたファーブラと閉されたファーブラ

8 世界構造
 8・1 世界構造を語れるか?
 8・2 予備的定義
 8・3 文化的構成物としての可能世界
 8・4 指示的世界の構成
 8・5 「必然的特性」 の問題
 8・6 本質的特性をどのように規定すべきか
 8・7 同一性
 8・8 接近可能性
 8・9 接近可能性と必然的真理
 8・10 ファーブラの世界
 8・11 構造必然的特性
 8・12 構造必然的特性と本質的特性
 8・13 WO と WN との接近可能関係
 8・13 WNC と WN との接近可能関係
 8・13 WR と WN との接近可能関係

9 行為項構造とイデオロギー構造
 9・1 行為項構造
 9・2 イデオロギー構造
 9・3 深層解釈の限界と可能性
 9・4 内包的深層構造と外延的深層構造

10 適用――『歯の商人』

11 適用――『とてもパリ的なドラマ』
 11・1 メタ・テクストをどのように読むか
 11・2 メタ・テクストの戦略
 11・3 言述の戦略――言語行為
 11・4 言述構造から物語構造へ
 11・5 ファーブラの中のファーブラ
 11・6 推考散策と幻の章
 11・7 ファーブラおよび幻の章の図式
 11・8 幻の章のドラマ
 11・9 結論

付録
 1 『とてもパリ的なドラマ』
 2 『聖堂騎士団員』
 3 『ドラマ』 のモデル読者――ある実験テスト

原註
訳者あとがき
新装版・訳者あとがき
参考文献
人名索引」

できたら、
『薔薇の名前』をよんだあとによんだほうが面白い本

ゲームはいかにして物語となるか
http://homepage1.nifty.com/sawaduki/game/sawa/nrt2/4_1.html
「まあ、作者の意図が「正しい読み方」とは限らない。作者の意図とは別に「正しい読み方」ができてしまう場合だってあるだろう。  ロジェ・シャルチエが社会学者ピエール・ブルデューとの対談で言ってたこと。 「作家たちは皆、作品の受け取られ方をコントロールし、作品を理解する上での規範を押しつけようと必死の努力をしているわけです。ただ、そこで見失ってはならないのは、最も影響力を持つ書物とは、結局のところ無意識から無意識へと働きかける書物なのだという事実です」(『書物から読書へ』訳書p353)」

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