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勝手に引用のことを語る

もちょっと引用
「真剣に本を読めば読むほど、こういう抽象的な表現に行きやすくなるタイプの人がいます。妄想に実感がない人です。さらに言ってしまえば、妄想に自信がない。妄想でも血肉と無縁のリアリティがない妄想だと、こういったことに陥りやすい。」
「なんらかの象徴を持ってくるのは表現における常套手段だけれど、映画にしちゃったことで矮小化されてます。アトランティスの話自体を、海に沈んだそれを他の手段でじっくり読者に伝えてたら、主人公の思いと重なるんでしょうけど、安易にディズニーの映画に乗っかった。これは大きな間違いです。
 でもこういう書き方は多いんですよ。自己中なんです。読者の顔を見る必要、つまり迎合する必要なんてないんですけど、作品として成立させるためには、いまのままでは難しい。じつは今は世界が全然見えてません。摑み取っていません。自分の中の閉じた世界、つまり実体験ではなく、読書体験に近いあたりで作り上げている。だから言葉に肉体感がない、艶がない。」
「しかも書いちゃったものは証拠として残っちゃうんだから、言い逃れはできない。もっと真剣に、そして当たり前に書こうよ。他人にはみんな厳しいけどね、こういう小説教室では。それなのに自作に対しては批評を放棄するというか、思考放棄してしまうのが不思議でならんのだが。プロの条件として、自分のものにも他人の目で切り込んでいくことができないとダメです。」
http://www.sakuranbo.co.jp/special/narou/049.html
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花村さんだけじゃないけど作家は「艶」てよくいうよね
「色気」とか(あ、わたしもよく言うか、うん、いってるねw)
しかもそれ、たいてい「もって生まれた」とセットで語られるのだよ、クリシェか!?(←なんか微妙に怒ってるらしいよ?w)
それから文のリズムやテンポ、あと「うねり」についても

わたしは正直、そういうものを「恩寵」みたいに語るの好きじゃない

てことだけはなんか、言いたかったの