id:florentine
勝手に引用のことを語る

「不快を感じた側がそれだけで正しいのなら何にでも沸騰点が低い者の勝ちになる」「自分の理屈でぎゅうぎゅうに説き伏せようとしなかったKさんの態度が私に教えてくれたものは大きい。彼はやはり「賢の人」だった」
「要は一が通じなければ十通じないのが他者なのだ。そのことにどう畏怖を持てるかがその人の「話術」を形づくるんだろうと思う。」
「自由とは自分自身への規制や抑圧を創造できる能力のこと」
「文章を読む場合でも、この人はどういう人なのかなと思わせる人の文章には興味をそそられますね。なぜかと言うと、それだけ多くをさらさないから。どのくらい奥があるかを見せないがゆえに面白い。」
「自分が書きたいもの」と「他人が読みたいもの」とは違うことが薄々わかる。そこに超えがたい隔たりがあると思うがゆえに語句は選ばねばならぬことに思いが至り、作文には技術が要ることを人はだんだんに知る」
「自分自身を知ろうとして一生懸命な人の顔がちゃんと見えてくる文章はハタ目にあたたかい。」
「いったい私がこれまで一番見ていたものは何だったんだろう。あるいは何を一番見ていなかったんだろう。」
「打たれ弱さを美化するために「愛」という言葉もおおいにふりまわした。本当はそれぐらいにまだまだ強かった。馬鹿はなかなかまいらない」
「常に「より役に立つ人類的な大議論」にかまけていて大忙しの人々には世界のどこかに本当はぜひとも「ガザ」がなくてはならぬのではないかと。」
 
hebakudan「血止め式」

hebakudan語録  (2008年12月~2009年12月)
http://d.hatena.ne.jp/fumi_o/20100512/1273654237
 
屁爆弾さん、記憶(2)(3)
http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20100510/p1
屁爆弾さん、記憶(4)
http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20100510/p2
屁爆弾さん、記憶(5) 
http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20100511/p1
屁爆弾さん、記憶(6)
http://d.hatena.ne.jp/kuriyamakouji/20100511/p2

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おもうところがあって、
いえ、あのひとの逝った遅き春(5月3日)を前にして
 
「結局、人は自分が書ける水準でしか読めない」
 
何かあったときには、
また「書く」こと「読む」ことの根源に思い至るときには、
この言葉を胸に抱く