店内はアンティークスタンドがいくつも灯されながら薄暗く、日本の住宅事情にはスケールオーバーでそれゆえにドリーミィな家具たちと煤けたガラクタがわずかな喫茶スペースのほかを埋め尽くしている。猫に気づくのにしばらくかかった。