十代の終わり頃、当時も名前だけ知っていたローラ・ニーロのCDを買ったんですよ。買ったのはたまたまその時新譜としてリリースされたライブ盤CDで、「日本料理店にて」という未発表曲も入っていたのでちょっととっつきやすいかなと思って。でもどこがいいのか全くわかんなかったんですよ。そのあとも「ニューヨーク・テンダベリー」と2枚組ベストを聴いてやはり、歌声そのものが苦手だったんですね。それが昨日、「温故知新ドライビング」実行中に最初に買ったライブCDのこの歌声がわたくしの胸を唐突につかんだんですよ。恋に落ちたかのように、それ以降のトラックもとてもチャーミングなものになりました。今、前に買っていた2枚組コンピレーション盤を聴いていますがやはりどれもチャーミング。よさのツボをつかんだってことなのかしら。いやあ好みって御し難いものですね。
Laura Nyro / Emmie (1988 live)
とはいえ「ニューヨーク・テンダベリー」の自己没入感はまだ距離を感じる。
知らんがナのことを語る