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自分(id:gustav5)のことを語る

ドイツ史というのは日本においてあんまりやらないので、ローザ・ルクセンブルグも知名度はないだろうし、ワイマール共和国なんてもっと知名度は低いと思う。いつだったか、亡くなった土井さんがナチスの授権法のことを党首討論でもちだしたら森さんだったとおもうけど、やはり知らなかった(のをニュースで偶然視聴してた)。世界史の教養というのは国会議員には必要だと思うのだけど、まあなくても議員にはなれちまうわけで。
ナチスの場合、治癒できない患者を安楽死させる権限を医師に与えててガス室送りにしたことがあります。限られた余資をどうやって生かすかという視点からなんすが、時間の経過とともに目的がエスカレートして「優秀なアーリア人を残す」というほうにずれてゆき、同性愛者もターゲットになります。優秀なアーリア人を残せないからです。子孫を残す・残さないで区別するとそういうふうにエスカレートしてゆく。
「LGBTは生産性が無い」から予算をつけるべきではない、っていうのはとっさにそのナチスの政策を想起したんだけど、ドイツ史を知ってたらたぶん絶対口にしないセリフのはず。単に強要がないだけなんだろうなと推測する。それらの発言は別に自由なんだけど(この国はどんな思想であろうと発言は自由である)、悲劇は親身になって忠告してくれる人がいないんだろうなあ、と。
知ってて云ってるのならガチで個人の人権より社会の利益を目指す全体主義傾向のある人なんだと思う。でも国家のために本気でそう思ってるのなら、同意はしないけどそれはそれで自民党を出て言うべきじゃないのかなあ。あの党、腐ってるけど党是では・根っこの部分では個人の自由や尊厳をどこか認めてる党なので。