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金曜ロードショー『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のことを語る

映画館で見たとき、デイジーを演じているケイト・ブランシェットを
本当にすごい、と思ったのは、老人になってからのシーンでの、
声の演技です。

外見は 特殊メイクやCGを使って作りだすことができても、
年をとってからの声や話し方の演技は、あくまでも 俳優本人の力量と技術。
ケイト・ブランシェットは、やはり その点でずば抜けていました。

実年齢の若い人が老人役を演じるのを見たことは ほかにもあるけど、
この映画のケイトほどの演技は それまで見たことがなかった。
声は ケイト本人の声だと 聞いていてわかるのに、話し方は、まさに老人のそれでした。

しかし、地上波ゆえ吹替、ケイトの あの話し方の演技が伝わらないのが残念です。