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読了のことを語る

『砂の本』 ボルヘス(著) 篠田一士(訳)
 集英社文庫
そんな能力は自分にはないとわかっていながら、何かを書きたい気持ちにさせられた。しかし絶対に、彼のような的確な表現も選択も誰にもできやしないだろう(どこの国でもフランスかぶれは「おフランス」扱いされるんだなとその一行の描写だけで理解させられ思わずにやりとしてしまうような)。
また、昔読んだ『マインズ・アイ』やチェスタトンを思い出したりも。
無限=1、みたいなテーマが好きだ。