『時代がつくる「狂気」 精神医療と社会』 芹沢一也(編著) 朝日新聞社 このあいだ読んだ『精神病院の起源』に関連して、数年前に読んだ本の再読。前回よりもはるかにわかりやすくなっていた。 「異常」は誰が決めるのか、治療はなんのために必要か、治るとはどういうことか、等を、複数の学者がそれぞれの専門から、歴史をおいつつ論じているもの。 孤立して起きる現象なんて存在しない、とはっきり教えてくれる本。