THE HOLLOW by Agatha Christie
「真相」以降が胸につきささるような展開だった。反則だっていいたくなるくらい、あるキャラのイメージが反転した。
最後の一行自体も、そこへの収束力もすごかった。A Pocket Full of Ryeだったか、あれのラストのミス・マープルをちょっと思い出したり。
同志のような組み合わせもあれば、補い合うような組み合わせもある。その両方を同時に保ちあえる相手が見つけられるほどラッキーな人間は、ほとんどいないんだな。
トミー&タペンスの人気ってそういうとこかもなあ。
