『わたしの美しい娘ーラプンツェルー』 ドナ・ジョー・ナポリ(著) 金原瑞人・桑原洋子(訳) ポプラ社 『逃れの森の魔女』の時と同様、ほぼ一気読み。 執着は魔を呼び込んでしまう。力は、制御できない感情にも忠実にふるまい、自分でも思ってもいない結果を生みだしてしまう。 魔女はどうして魔女になることを選んだのか。素朴な願いが執着になってしまう、その哀しさ。 なかなかにぞっとします。そして、ほっとも、します。