id:k-holy は
ホリィ(新人)のことを語る

僕が山城国一揆について教育を受けた頃はまだ階級闘争史観に基づいた、国一揆=農民の勝利みたいなイメージで教わったものですが、さすがに資料館の解説では国人主体の一揆であったことまでは否定してませんでした。

ただ、「国人と呼ばれる地侍たちも、両軍に分かれて戦っていた。このため田畑は荒らされ、苦しむ農民の姿があった」「次第に国人と農民との間に対立が生じ…」「細川政元の武力を背景に守護の勢力が入り、国人たちは稲八妻城に籠もり戦ったが敗北し、国一揆は崩壊した」という書き方をしているあたり、まだ未練ありそうな感じです。

寺社権門が領する荘園では下司や公文といった代官を務める国人を通じて荘民からの年貢が納入され、それら寺社からの収入は幕府の財政を支える、一方の守護は荘園を押領したいし国人も支配したいけどその権力は幕府の権威が維持されてこそ保証されるもの、という基本的な理解だけでも、搾取する領主と搾取される農民といった単純な関係ではないことは分かるはずなんですが。