だからこそ近年の歴史研究では、まずは日記や書状、禁制や寺社の棟札といった当時に記された史料を手がかりとして、当事者や同時代の回想録や家伝などの編纂物については、一次史料と照らし合わて記述の信憑性や著者の姿勢を明らかにした上で参考にできるものは参考にしつつ、遺跡の発掘調査や地元の伝承なども取り入れた地道なフィールドワークによって解き明かしていくという、緻密な作業が繰り返されているわけで。
そういった最新の研究成果によって塗り替えられる通説の類も、専門外の一般人が読みやすい形で届くまでにはとても長い時間がかかりますが、最近は自治体や博物館による良質なまとめが手頃な価格で買えたり、自治体史なども図書館や博物館へ行けば読めますし、多少の手間さえかければ庶民でも知識を得られるのは歴史趣味の良いところだと思ってます。
