元就の何があれかって、敵よりも自分に従わない味方や同盟者への対処がとにかく陰湿なことですよ。
井上氏や高橋氏、それに和智氏、本城氏なんかもそうですが、一族ほぼ皆殺しで徹底的に勢力削いでから、弱体化した子孫は取り立てて、殺した一族は後世に祀るとか常套手段ですし。
何ら権威を持たない一国人領主の毛利氏が大きくなり、家中を統制する上で必要なことだったのかもしれませんが、標的にされた方はたまりません。
その反面、家族への手紙なんかだと小言が多い心配性のおじいちゃんだし、本当よく分かりません。好きだ嫌いだという以上に、怖いです。
最強の戦国大名は誰か!みたいな企画をよく見ますが、武士は家を興すだけではなく残すことが重要だったわけで、単に戦の強さ以上にいかに家を安定させるか、自身の死後も安定した組織を残せたかという点で、今のところ毛利元就が群を抜いていると思ってます。
元就は子供に恵まれたというのもあるかもしれませんが、自身が長生きして優秀な子孫を残しつつ、権力の委譲に成功したという点も含めて評価すべきだと思うので。
ちなみに、元就を描いたもので面白いと思ったのは漫画「センゴク」です。
作者(というか原作者?)の史観には僕も賛否両論あるのですが、元就や毛利家の描き方は説得力のあるものでした。
