今日、祖父の葬儀が終わった。 頑健だった祖父も、10年前に祖母が先立ってからはめっきり出歩くことが少なくなって、そのうち次第に耳が聞こえず、好きな物も食べられず、ここ数年は苦しみばかりの日々が続いたろうに、それでもいつも家族の心配ばかりしてくれていた。 流動食さえ取れなくなってやむを得ず入院してから2ヶ月半、祖父はついに最後までぼけることなく、蝋燭の火が消えるように、静かに息を引き取ったそうだ。