id:k-holy は
ホリィ(新人)のことを語る

神社に十字架、というこのエントリに関連して色々検索して回ったけどそのまま放置していたので、まとめてメモがてら。
http://h.hatena.ne.jp/slpolient/9234295149626195772

丹波篠山の「まけきらい稲荷」で見かけたこれが発端。これは切竹十字という紋で、能勢氏の家紋。
能勢氏が隠れキリシタンだったからとの説を目にしましたが、信長・秀吉の時代に北摂を支配していた和田氏、高山氏ともキリスト教を保護(高山父子などはむしろ神仏を弾圧)していたので、没落し日蓮宗に保護されていた能勢氏が旧領に復帰した際、政治的な理由でキリスト教に帰依したというところかと。
(武士の信仰に政治的でない理由などそうないとは思うけど)
なお、現在の能勢妙見山は境外仏堂として、日蓮宗真如寺(能勢頼次が開基)所属となっています。
王地山稲荷で能勢氏の家紋とともに妙見菩薩が奉られているのは、この稲荷社を管理しているのが日蓮宗の本経寺だからでしょうか。
ちなみに、能勢の妙見信仰が広まったのは江戸時代ですが、妙見(北辰)信仰自体は弘法大師が道教における星神信仰を仏教に取り入れたのが始まりで、元々は密教との結びつきが強かったようです。
そういうわけで、真言宗にも妙見菩薩を奉る寺院が多いのですが、妙見信仰で有名な房総の名族・千葉氏の系統では天台宗が多いようです。
こちらは源平の時代、千葉常胤の子・日胤が三井寺(園城寺)の塔頭だった由縁とか。
稲荷信仰の複雑さは言わずもがなですが、妙見信仰もなかなか複雑で面白いです。
http://www6.ocn.ne.jp/~kanpanda/myoken.html
http://www.d1.dion.ne.jp/~okmys/folklore.htm