津村記久子「これからお祈りにいきます」読了。
http://sp.kadokawa.co.jp/product/201009000134/
相変わらず不思議で、些細なことに細かくて、面白かった。
津村さんは「ワーカーズ・ダイジェスト」に書評で出会ってから結構たくさん読んだけど、小説はウマが合う。
連載エッセイまとめたものは途中で読むのやめたくらい苦手だったので、彼女の視点や感性を創作に通したもの、
突き放すでもなく甘やかすでもなく淡々としていて、当人にとっては少なからず驚くようなでも他人から見たら小さい変化をしながら働く日々(あるいは学生の領分を送る日々)が好きなんだろうなー。
あと関西弁の会話の作品のほうが好き。
いままでで読み返したぐらい気に入っているのは「カソウスキの行方」と「ポトスライムの船」、あと「とにかく家に帰ります」の、マイナーな南米のフィギュアスケーターを応援する話と、生意気な総合職をこらしめる(ちょっと語弊がある)事務職の話も面白い。
