トランボ
クラストン先生がアカデミー賞にノミネートされたっていうから観に行ったわけだけど、なんか私なめてたかもしれない。『ブレイキング・バッド』全話見た癖になめてたかもしれない。
冒頭はタキシードも余裕で着こなす、才能があって少し皮肉屋の任期脚本家で意気揚々と肩で風切ってたのが、状況が変わってくると段々表情が変わって、たぶんちょっと発声も変えてたかな。刑務所出た後は姿勢も歩き方も大分変って、肩がいつも強張って、渡された書類読むときに首を突き出すように伸ばす仕草とかやさぐれた感溢れていた。そういう細かな身体表現から、恐怖心が説明なしで伝わってきて、その事について自分で気付いて娘に語る場面に説得力持たせてて見事だった。
全編それほど重いトーンではなく、くすっと笑うやりとりも結構あるけど、ただトランボさん性格がひねくれてるから笑いのとり方もひねくれてるというか、漫然とその台詞言ったらそんな笑えないだろうなってところで絶妙の間をとってくるし、まあこれはアカデミー賞ノミネートされるわけですよ。
趣味の悪い帽子とっかえひっかえするヘレン・ミレンのキャラもなかなかよかった。
穴の塞がったえむぞうのことを語る
