id:dadako
読了のことを語る
isbn:4895000923
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全体は序章+四章。加害者のセルフ・ナラティブ(煽情的・漏情的な描写はないが、往々にして加害者本人が過去に受けた虐待についても語られる場面が多いのでちょっとフラッシュバック注意かも)とそれぞれに対する個別の分析のある第三章をのぞき、各章それぞれにきちんと結論が最後にかかげられており読みやすい。
特にこの手法をとるにあたって前提として「語ること」について述べられた第二章「真実」と、結論部の第四章「理解」は圧巻。
原題『Not Monsters』が著者の態度をよく現している。