『はだしのゲン』の図書館における扱いが問題になっておりますが。
俺があの漫画を子供のころ読んで印象に残ったのは、原爆投下以降の広島の惨状の描写もさることながら、
在日コリアンの朴さん(だっけ?)一家のくだりなのね。
周囲が彼らに差別的扱いをする中で、ゲンの両親たちだけはそれをしなかったので異端視されていたが、
終戦後、朴さんは生き残ったゲンの力になってくれる……っていうの。
俺、中学以前の記憶ってあんまりないんだけど、
クラスに居たいじめっ子どもが、俺の目には何か問題があるようには見えない、
性格も悪くないごく普通の子を、「あいつ朝鮮人だから」と言っては、何かにつけてからかってるのを見て、
訳わかんねーな、それでお前らになんか迷惑かかってんのかよ馬鹿どもが、
とか思ってた記憶はあるので、そのせいかも知れない。
ちなみに、強姦シーン云々とか、朴さんが戦後裏街道の住人になるとかいうのは覚えてないです(その下りは読んでないのかも)。
あと、被爆した広島の惨状に関しては、隣町の母の実家の側の公民館だかに来ていた、
「原爆写真展」みたいなのの方が『ゲン』よりよっぽどトラウマになったですよ……。
広島の原爆資料館に行った帰りにも、アラサーの癖に熱出して腹壊して一晩寝込んじゃったしなあ。
現実より怖いフィクションってそんなにはないと思う。
