id:spectre_55 は
自分(id:spectre_55)のことを語る

【長い上にまとまらないよ!】
 
引き続きネタバレ注意@『エリックを探して』、なんですが、
ちょっと気になったというか、思いついたこと。
 
主人公エリック・ビショップのヘタレっぷりを物語るエピソードとして、
美人で優しい最初の妻リリーと、生まれたばかりの娘サムから逃げ出したこと、
大人になったサムから頼まれてリリーと再会することになり、
そのプレッシャーに耐えかねて交通事故を起こしてしまったこと、とかが物語られて、
そのへんの原因として「パニック障害(症候群)」って言葉が使われてんだけど、
「強いプレッシャーに耐えかねて『キレて』しまい、気付いたらその場から逃げ出しちゃったり、通いなれてる筈の道で無謀な運転しちゃったりする」
ってのは、パニック障害っていうよりは「解離性障害」、特に解離性遁走とか離人性障害とか、
そのあたりに近いんちゃうかなー、とか思った。
 
労働者階級だったエリックの父親はどうもあんまり良い父親ではなく、
記念すべきサムの洗礼式で、息子エリックの耳元で
「大学にも行けたはずなのに結婚なんかしやがって、これでお前の人生も終わりだ」
みたいな(うろ覚え)嫌味をくどくどくどくど言い続け、それにキレて会場を飛び出したのがエリックのヘタレ人生の始まりだった、的な描写があるんだけど、
してみるとエリックは「毒親」のせいで自分を歪められてしまったメンヘラーであり、
男、そして父親としてのロールモデルを見つけられないまま子供を作ってしまった、途方にくれた男なんだよね。
 
とすると、彼の前に現れて、男としてのあり方をアドバイスしたりもする“キング”カントナってのは、ある意味エリックが求めていた「父性」の投影なのかなー、と、そこまで考えて、
 
イビチャ・オシムが病に倒れた時に、
「ああ、みんなの大好きな、『厳父』の象徴みたいな人が!!」
とか思ったことを思い出してみたり。
してみるとアルベルト・ザッケローニはさしずめ『慈父』っぽい何かになるのかしらん、とかね。
 
……最後映画から離れてる上に、どう見ても自分のファザコンっぷりが丸出しです、本当にありがとうご(略