id:spectre_55 は
自分(id:spectre_55)のことを語る

映画「ミルク」を見て思ったことをつらつらと書いときます。
ネタバレ&長文、ものすごく注意。

・主人公を過度に美化してない描き方してるとこが良かった。
 「君は独裁者のような事を言うね(以下全てセリフはうろ覚え、悪しからず)」
 って市長に言われるシーンとか、「市制執行委員としては言えないことだが、
 プロポジション6が通っちゃったら暴動が起きればいいと思ってる」とか。
 ハーヴェイ・ミルク、良心的とかいい奴そうとか言われる類の人ではあるよなー、
 という印象ではあるんだが、権力を手にするって怖いよねー、って事、か?
・てかこれも「チェ」2部作と同じく、「俳優より本人のがイケてる?」な映画かも。
 写真で見る故・ミルク氏の、ふにゃーっと感のある笑顔はいいよねえ。
・恋人としては別れてしまった後でも、ミルクとかつての恋人スコットの間には、
 信頼関係というか、「絆」というか、そういったものがきちんとありましたよ、
 ってところがとてもとても良い。セクマイというと色事にかかわる面がとかく
 強調されがちだし、実際「恋愛依存」になりがちな傾向はある気もするけど、
 人生に必要なのは色事だけじゃないもんなー。
・…で、そのことを悲劇的な形で証明してんのがジャックの自殺だよなー、と。
・ダン・ホワイトは、皮肉な意味でなく可哀想な人だなあ、という印象。
 マイノリティがそれゆえに視野狭窄に陥り、別のマイノリティを攻撃する図式、
 というのはありがちだが辛い。結局自殺してるってのもなあ……
・ってか映画では特別に描写されていないけど、それでもなんだか
 「ダン・ホワイト、実は隠れゲイでした説」はアリかも、と思ってしまう…!
・プール付の家に住んでるセレブなゲイのオッサン…グッドスタインだっけ、の、
 ミルク当選後の手のひらの返しっぷりに激しく苦笑したwww虫よすぎwww
・「You Make Me Feel(Mighty Real)」はアガらずに居られん、が、
 てっきり「え?コミュナーズ?」と思っちゃう世代でなんかスンマセン。
・何度かあるラヴシーン(当然というか全て男性同士の)は、
 どれも楽しげで微笑ましい感じで良かったっす。
 クリーヴがパーティ中に影でこっそりなんかしてる!なシーンにはワラタ。
・しかし、時代の限界ってあるよなー、というか、ミルクの戦略には、
 30年後の現在の視点からすると若干の疑問はないでもないですねー。
 カムアウトは強制されてやるべきものじゃないよな…
・スタッフにビアンの女性が入った時の、ミルクの周囲のゲイたちの反発が
 うわぁこれありそうwww的に苦笑いを誘います。
 彼女が後に3人の子の母親になってるらしいってのも個人的に気になる。
・とりあえず1,800円払う価値はあると思うよ。うん。

・Yahooレヴューとかで「良い映画だけどゲイのラヴシーンだけは……」
 的なこと書いてる人は、映画でなく「そういう自分」について、
 なんか思うとことかってないのかな。俺は、
 女性同士のラヴシーンを(嫌な意味で)平静に見られない自分のことを、
 残念だし悲しいことだと思ってるんだが。
 受け付けないものは少ない方がいいよなあ…。