id:spectre_55 は
自分(id:spectre_55)のことを語る

キーワード「非モテ」あたりで出ている、
「女性は女神だ」という話で思い出したことがある。
俺は大学の時、
高村光太郎『智恵子抄』をどう読むかという授業を受けたんだけど、
あの詩集は光太郎と智恵子が出会い、恋に落ち、結婚し、
智恵子が精神を病み、その最後を看取った光太郎が、
智恵子亡き後も彼女のことを思う…という年月を詩に書いたもので、
世間的には「究極の純愛詩集」みたいな評価をされているのだが、
俺が受けた授業の担当教授の見解はそれとは随分違ったものだった。
 …それほどまでに愛されながら、何故智恵子は発狂せざるを得なかったのか。
 それは光太郎が智恵子をあたかも女神であるかのように「崇拝」してはいても、
 自分と同じごく普通の、間違いも犯せば醜い部分も持ち合わせている、
 ひとりの人間の女としては扱わなかったからだ、と。
 そして、耐え切れなくなった智恵子が心を病んでしまっても、
 光太郎は「自分の妻が狂った」ことをすら美化しつづける。
 これが智恵子にとってどれだけ酷い抑圧であり、精神的な暴力であったか。
 『智恵子抄』単行本は「結婚祝いの贈り物に」なんて売られ方もされているが、
 自分に言わせればとんでもない事だ、女性に人間であることを諦めろというのか。
正直、俺には そ の 発 想 は な か っ た 。ちなみにこの「教授」は既婚男性だったんだけどね。