こないだクレイジージャーニーを夫の人と見ていたら、夫の人は出演者の使ってるカメラが気になるようでなにやら調べながら見ていた。その過程でその出演者がネットイケメンと言われていることを知り、二人で首をかしげる。
不細工ではないけど、イケメンかなあ? シュッとした田代まさしみたいな感じなんだけど。
といってもイケメンという言葉が指すものの幅は広い。美男やハンサムも含まれれば、雰囲気ハンサムとかの顔立ちだけなら美男やハンサムではない人も含まれる。というか、後者の救済処置的な意味合いをイケメンという言葉には感じるのですよね。
まあ、美男というと、これはもう文化圏が違っても見惚れてしまいそうな絶対的なものを指すのであり、またハンサムというとバタ臭さとか昭和感が感じられ今風に思えない、という言葉の感覚の変遷という事情もあるであろう。
しかし、不細工じゃなく感じがよければなんでもイケメンというのはどうなのであるか。そこのところをたとえば辞書編纂者などはどう考えておるのか。バーン、バーン(机を叩きながら)。
と、だんだん初期椎名誠みたいな文体になるほどイケメンという言葉が指すものの曖昧さには納得感があるけど、ない、という気持ちなんである。
