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うちの猫のことを語る

梟めいた猫。名をあずきと云ふ。
奇妙な事に、彼はむーむーと鳴き、頻繁に目測を見誤り跳び移りに失敗し、垂直には跳べぬ。
戸も開けられぬし爪も上手く研げぬ。
猫らしさに多少欠ける。

だが。だが彼は非常に暖かい。
暖かい彼に触れていると涙が出る。
言葉にできぬ熱い何かが胸を満たす。
彼の暖かさは優しい彼の気質に通ずる。
何もできない猫でいい。手のかかる猫でいい。生きている、ただそれだけで彼は代替のきかぬ極上の倖福を与えてくれているのだから。

だからあずちゃん、大丈夫よ!『ぼくほんとはふくろーなの』って言われても私は全力で受け止めるからね☆