比べる物ではない事は重々承知しているが、そっちがその気なら、と言う気で比べますけども(あまちゃんスキーのごちそうさんdisを目にする事があって、いやーなきもちになってます)
私、あまちゃん、好きでしたよ。面白かったですよ。アキもユイも種もヒロシも、春子も、大吉も、夏ばっぱでさえ、「完璧」な人はいなかった。そこが非常に誠実だったと思うし、かといって、完璧を目指そう、と言う物でもなかった所が、好きでした。ありのままの自分でいいよ、って言う訳でもなく、ありのままの自分でいいわけはないんだけど、今ここにいる自分を否定しない、と言うスタンスが好きでした。
そして、全く同じ理由で、いまのごちそうさんと、ごちそうさんのヒロインが好きです。
ヒロインの性格が、育ちに密接していて、この生活とこの時代の中で育まれたらこうなる、と言う描かれかたがいい。あのお父ちゃんとお母ちゃんなら、こういう娘になるな、と言う情報が、描かれる日々の生活の中でひしめいている。
店を切り盛りする、やり手で気っ風のいいお母ちゃんと、職人気質の陽気なお父ちゃん。
おばあちゃんはのんびりしていて、とはいえ、幼いめ以子に大事な事だけは教えて逝った。
家はお店屋をやってるから、基本娘の躾に手はかけられない。
だから、め以子は、食べる時以外の躾はあまり躍起になってされてない。
(この時代、外で女の子が物を食べながら歩く、なんて眉をひそめられると思う。もちろん、お母ちゃんに見つかったら怒られるかもしれない?)
とはいえ、時代を考えれば、「お嫁に行く」のがスタンダードな価値観な訳で、
それを考えると、お母ちゃんは頭が痛い。だから、女学校にいれる。
ところが、女学校ではめ以子の個性を面白がる女友達に酔って、ますます自由に……
(ああいう友達が出来るってことはね、め以子が、人に優しいってことですよ。こはろさんもかいてたけど、歩幅の話が出た時、すぐに民ちゃんを気遣ったでしょう。ああいう事が、出来るってことですよ)
お父ちゃんは基本的に娘馬鹿で、何より、職人なわけだから、自分の作った物を楽しそうに食べるめ以子が大好き。しかもあのお母ちゃんを好きになったお父ちゃんですから、女性が貞淑である、事にそこまで価値観を見いだしてないのよ。
だから、余計、め以子は自由になる。
そういうことが、ここまで、無理なく描かれている、と私は思う。思います。面白いよ!
