[今見てる「江〜俺の世の中がこんなに太平な訳がない〜」]
秀忠@向井理が家臣に扮してin大阪城、は爆笑したが、その直後の秀頼@太賀VS向井理のシーンは見応えがあった。
主に、秀頼にぐっときた、と言う意味で。
秀忠の「この城の外にも未来はあります!」と言う一言には、お前じゃまだよ言葉差し挟むんじゃねえよ、と思ったくらいだもの。際立ってたわ。演じている者の、薄っぺらさが。あと、台詞。み、未来だって。みらい。
秀頼が
「私はこの城から出た事がありません。外の世界も、憎いも悔しいも知らずに生きてきました」
「この城は私なのです」
「城を出たら私は死にます」
という意味。わかってるー?わかってないでしょ!秀忠め。
秀頼が、これまで「母上、ここは堪えてください」と「戦を避け」て
家康の挑発をのんびりかわしてきたのは、「実感としての危機感」がなかったからなんだな。
もちろん、きな臭いものを感じていたんだろうし、戦になるかも、という危機感はあったんだろうけど
自身の立場が脅かされると言う事について実感として理解が出来なかったのね。
そりゃそうだよなー。
天下人である父親に猫っかわいがりされて、父親の死後は母に守られ
子供の頃から家臣達に「世界はあなたのものですよ」と言われ続けてたら
それが実際は危うい者である、なんて事思い至りもしないってことだ。
だから、家康がちょっかいだしてその地位を脅かそうとも、あの城の中にいる限り、根っこの部分で危機感は抱かない。それが、城が壊される事で、初めて切実な危機感を抱いたっていうの、なるほどなあ、と思った。
あの彼の演技、すごくよかった。演出も良かった。脚本も、喋りすぎてなくてよかった。
