慎重に、言葉を選んで話しているのが賢そうだった。
「モロゾフとは恋人関係だったの?」(別に悪い聞き方ではなかったよ)という言葉にはっきりと答えず、「いい関係でした」と言ってるのも賢かった。
コーチとしてのモロゾフを信頼していたし、リンクサイドに彼がいてさえくれればいい、と言うコーチは、シニアに上がってからは初めてで、自分は引退まで彼と一緒にやっていくのだ、と思っていた。それは叶わなかったけれど、昨年の10月に、プログ
ラムを作っているところで、妊娠が解った。
悩んだが、「命を諦めるという選択肢はなかった」と話した。言葉を尽くそうとしている所に、様々な葛藤があったのだ、と思えた。
妊娠、出産の話をするまえに、「どう話していいか解らない」と笑ったり涙を浮かべたりしながら、切り出した。そこが超!可愛かった。
きちんと、自分の言葉で話す場所を選んで、ここまで、守り通してきたんだなー。
「よく隠し通せました」っていうレベルの事だよね。周囲も、彼女と、彼女の家族を守りきったんだろう。いい人たちに囲まれてる。充実してる。
