映画版、八日目の蝉について、見た時に滔々とどこかに書いたか、語ったかしたような気がしたんだけども、どこにもなかった。
あの映画は良かった。些末な事がリアルだった。
井上真央の鎖骨も美しかった。
小池栄子の衣装は絶妙で、彼女に何があったのか、どんなトラウマを抱えているのか、一切語られないのに、その「何か」が手に取るようにわかった。反応が的確なのだ。
台詞や、演技と言うまでもない”反応”の。
森口瑤子(生みの母親)の壊れかたもリアルだった。雑然とした台所。
使えなかったり目を見張るほどは汚れてない。汚れてないけれど、物が散乱している。
本当は片付けて、生活を整えたいのに、出来ない。そこに見えるこの家の、彼女の、乱れ。
言葉や、展開ではなく、画面全体に情報が置かれていて、それが面白いようにはまっていた。
あと、主人公の相手役が劇団ひとりっていうのも。
どこかにかいたっけ。これ。
