タラソワが、バンクーバーのシーズンだかに、ダンスのリフトを「まるでアクロバット」って言ったんだけど。
それで確かに、ある時期、選手が、その技術を習得せんとしてるときに、そう見えちゃうことはありますけども、でも今、トップレベルの選手に、「リフトがアクロバットに見える選手」なんていないじゃないですか。
トップの選手たちは、技術を習得しながら魅せることをしなければならないって理解してるし、そういう人がトップになってる。あれは、そういう競技だと思うです。
曲の中でえいやっと持ち上げて見えるなら、そこはダンスしてない、んだと思います。
アイスダンスはわかりやすい例ですが、浅田真央の3Aだって同じだと思うです。
技術習得への挑戦も、そしてその過程が見られることも、悪いことだとは思わないです。それもまた競技というものだし。
でも、高難度ジャンプを降りることが「出来た」というのと、競技の上で「出来た」というのは全く別のことです。
ザックリいうとスピードとスケーティングの質が落ちて、演技的に笑うべきとこで笑えず、スピンの回転速度も落ちるなら、それは演技的に過程ど真ん中ってことです。
何よりさー。会場中が固唾を飲んでアクセルが決まるかどうか、だけに集中し、決まったら全てOK!ってなるような、フィギュアスケートってそういう競技ってわけじゃないと思うよ。私はね。
それでこないだ、タラソワのインタビュー訳読んでたら、彼女今は、「トップ選手のリフトはいつも新鮮な驚きがあって素晴らしい」とかなんとかいってました。
そういうことだと思うです。
