手の届かない人としか、妄想なんて出来ない。さとーこーいちだったらお父さんがいいわ、とかそういうのもそう。佐藤浩市が知り合いだったら出来ない(笑)知り合いだったら知り合いであっておとうさんじゃないもん。
額の中にいるから、好き勝手妄想したり、いろいろ言ったりするんだと思う。
テレビのアイドルに本気で恋している、というのも、割とそう言う事じゃないかなー。
吉野朔実も言ってたよ。
「彼女の情報をいくら集めてもそれは彼女にはならないんだからね。それはどこまで言ってもあなた自身の事。現実の彼女は、いつもあなたの外にいる」
それを言われた「運命の(相手と信じて)片思い」している男の子は、はっとして、そこで初めて、彼女の人生の中に、まだ自分は現れておらず、このままで登場人物になれない、と言う事に気がついて嘆くのであった。
額の中にいる人物に関しては、互いが互いの登場人物にならない、と言う安心感があるから、妄想できる、と言う部分が有るだろうと思う。
とはいえ、額の中の人間に「恋」をしたとして、その感情の動き自体は嘘じゃないんじゃないかな。ハルタの恋自体は、嘘じゃないもの。
