作家が、霞を食って生きてる訳じゃない事は知っているし、本が売れなければ書き続ける事も出来ない、のもわかるしんだけど「本が売れない」原因の一端が図書館利用にあるかのように広まっていくのはなんだか嫌だなあ。図書館、無料じゃないよ?(無料なの?:税金集めて、本を購入してるんだよね?)
作家自身が「『図書館で借りました』って言われたら嫌な気持ちになります」って言うのはわかるし、そりゃそうだろうな、と思うんだけど、そこから、どんなに本が売れないか、買ってもらえないとかけないか、お金を落とす人がいなければ文化が衰退していく、という話を展開させる事によって(もしくは、そう言う議論の引き金になる事によって)まるで購入という手段だけが文化を支える、かのように誤解されてしまうのは全くおかしな事だな、と思う。
本気で本が売れない事を嘆くなら、図書館は絶対になくしちゃいけない施設だし、利用が活発である事が読書と言う文化を支え、それは結果的に本を売ると言う商売を助ける事になるはずなんだけど。
私には信じられない事だが、本屋に全く行かない、と言う人は存在する。
本と言うものに触れない、と言う人もいる。で、そう言う人は、基本的に図書館にだっていかない。
でも、図書館にいく人は、必ず、本屋に行きます。そりゃ大量には買わないかもしれないし、まず、図書館で借りよう、とおもうかも知れないけど、「読む」という習慣のある人は、潜在的に顧客であるはずなのです。
そして彼らは、少なくとも、税金を図書購入費用に使う、ということに、否定的ではないはず。
あくまで、作家が口にしているのは「私の本は買ってください」であって、
「本が売れると言う事で支えられる文化の話」じゃないはずなんだけど。
だって、そう言う話をするなら、図書館で本を借りる、って読書、と言う文化にとっては、かなり大きな支えになるはずだもん。作家の発言が、その辺りをどう理解しているのか、ちょっといまいちわからなくて、納得する事が出来ません。むしろこの手の発言が、図書館の利用、と言うものを誤認識させる事の方が大問題って気がして。
