id:skbn は
せきららこのことを語る

[じゅんとあい]

セリフをあまりちゃんと聞いてない&欠かさず見ている分けじゃないので今更なにを、と思われるかもしれないけれども書いとく。

もしも、あのホテルが、武田鉄矢側の実家である、という描き方なら、鉄矢のあの反抗は、実父に対する反抗で、上世代の父と子の確執を引きずっている、だけに過ぎない、ということになる。

しかしあのドラマはそうではなくて、確か鉄矢は大阪で事業に失敗し、妻の実家に身を寄せる形でホテルを次いだのではなかったか。
今の鉄矢を見ていれば、それが彼の社会に対するプライドをずたずたにしたこと、そして今も、ずたずたに傷つけ続けていることは想像に難くない。決着が付いてない。現在進行形。だから問題。
身を寄せたとき「助けてくれた」と他人に目を向けるより先に、傷ついた自分を守ることに精一杯だったんじゃないか。
「妻の実家に身を寄せる」という、世間様から見たら入り婿、のような形を恥じたのではないか。
家族が、自分ではなく、おじいを頼ってる、と思い続けているのではないか。

それらは全て、他人がこういった、とかああいったとか関係なく、自分自身がそう受取続けている、のだけど。

家族も他人も、誰も信用できない。誰もが自分のことをバカにしてると思ってる。
だから、家族の前で権威を見せ続けていなければならない。俺が家長だと言い続けなければならない。何かと言えば、故事を持ち出して、教養を見せつけ、家族に「教えてあげ」なければならない。

あのくだり、演出なのかセリフなのか鉄矢が考えているのわからないが、いずれにせよ、テレビで見る鉄矢自身のイメージにぴったりだ。(私が、鉄矢に対して持っているテレビでのイメージですよ。実際はわからないので)
バラエティ番組とはいえ、教員免許も持っていないのに、「教えて欲しい先生」などとまつりあげられて、間違った知識をひっさげて、国語の授業をする、あの感じに。

おじいが死んだ後、おじいのやり方をどんどん変えて、おじいに可愛がられ、結果おじいを敬愛するようになった娘を家に寄せ付けず(初回のあのやり取り以前に、純は結構最初から邪険に扱われてたよね)攻撃は最大の防御と言わんばかりに攻撃し続ける。
妻も息子達が従うのは「面倒」であったり、そうやっていくしかない、と思ってるだけで、それは伝わってるから、あれだけ父の思い通りにできる環境にありながら、あの父親、まるで楽な気持ちではいないだろう。凄く無駄だ。自分自身を消耗させて、傷つけあって、自分も傷ついて、周りを従えているのに、全く気の休まるときがないなんて。