今回、なんで中野裕太の仕事ハッケン伝が面白かったのかを考えてみた。
それで思い当たった事なんだけど、今回、中野裕太×築地青果市場に関しては
中野裕太が、一度も怒られていなかったからだ、と思った。
仕事ハッケン伝って、今、もうそう言うループになっちゃってると思うんだけど
大抵、一度怒られる。「意識が甘い」とか「舐めるな」みたいな怒られ方をする。
大抵、序盤〜中盤にかけて、どかんと。
私はとにかく、それが凄く嫌いなんだ、と思った。
そもそも一週間で即戦力に何かしらの仕事をさせるっていうコンセプトの相手に
上司がやたら怒鳴ったり怒ったりするってどうなんだろう。
そんな事したら、人間関係なんて築けないと思うし、まあ、大抵の人は萎縮すると思う。
短い期間だからこそ、本音でぶつかってるんだ、厳しいことを言うんだ、と言う考えでやってるんだとしたら、随分前時代的だな、とおもうし。
最初にがつんと怒って萎縮させる→本当にお前の事を考えているから怒ったんだと言う流れってモラハラとかパワハラとかって言葉を当てられて、「関係」と言う事に懐疑的になったんじゃなかったか。
そもそも怒鳴ったり怒られたりするって言ったって、
大抵のタレントは、勝手が分からなくておたおたしたりしてるだけで
あからさまにさぼってる、だとか悪意をもって何かしてる、なんてことは、ないように見える。
どこまで、どうカットしてるかはわからないし編集の意図もあるだろうけど
7日間、と言う短い期間を考えると、「(何をしていいか・仕事について)わからない」と言う状態は理解できるし、
わからない、と言う状態が引き起こした失敗に対して、怒鳴るのは筋違いだ、と思う。
もっというと、そう言うところってわりと、「じゃ、まず、やってみて」って言ってる。
編集されてるのかどうかわからないけど、少なくとも懇切丁寧に教える、だとか
「失敗してもいいからやってみようか」みたいな感じじゃなくて、「じゃ、まずやってみて」っつってやらせて
ここがちがう、あそこがちがう、わかってない、できてない、ってやってる。
その段階で怒鳴っている事は少ないが、充分萎縮させる態度だったりする。
もしくは、厳しい顔はしないけど(どちらかというと笑顔だけど)
「ちょっとちがうんだよな〜」とか、相手を出鼻をくじくような、まず、叩く、と言う感じ。
どちらも「ここではちやほやしないよ。まずはそのプライド、へし折ってもらうよ?話はそれからだ」って感じ。
「7日間」という短い期間の中で、こういうやり方が賢いとは私には思えないし
現に、大抵のタレントはその後プライドがずたずたになったりして涙ながらに語って
必死で努力して、努力した事を評価されて、怒鳴られた上司に「よくついてきたな」って言われて、終わり。
こんなのさあ。こんなの……最初に萎縮させて怒鳴って主導権握ってでもお前のためだっつって、最後はよく頑張ったな、って。モラハラとかパワハラだとかの”パターン”じゃん。
もちろん、上司にその意図はないんだろうし、タレントも本当に頑張ってるんだとは思う。
ていうかだからこそ、こういう構図が、違和感なく、どちらかと言うリアリティのある、感動的なものとして提供されている、と言う状況に、驚くし、嫌な気持ちになるんだよね。
