「もやしもん」
全然今年っぽくなーい!でも初めて読んだの。そしたら面白かった。
巻を重ねて行くにつれて変化していく作風も一気に読むとわかりやすく、本当に、面白かった。
10代終わりの登場人物を描く、と言うのは、大きな変化を描く、と言う事だと思う。
そういう意味では、
「げんしけん」
も。これは、今年、二代目の1もでたし、と言う事で。
どうしようもなく好きなものがある。
でも、それを好きでいると、他人に迷惑をかけたり、嫌な気持ちにさせたりする。
それがわかっていてもどうにも抑えられない気持ち、というものがある。
人の、このどうしようもなさ。
このどうしようもなさに悩むのは、人と関わりたいと思うからでしょう?
関わりたいと願って関わっていくと、どんどん成長して悩む事も増えるんでしょう?
その過程が丁寧に書かれていると思った。
大学生くらいの男女が人と関わって成長しようとするなら、恋愛が入る事もある訳で。
二作とも、既に主題(もやしもんなら菌が見える学生と農業大学、げんしけんならおたくサークル)は別のところにあり、その主題の取り上げ方で大きな人気を得た作品であるにもかかわらず、「登場人物の変化と成長曲線を描く事を恐れていない」と言うところが私は好きだ。
そしてその変化と成長曲線は「農業大学の生活」や「おたくサークルあるある」によるものではなく、そこに集う人たちと過ごす日常の中にある、と言う点。
変わった日常は、あくまで要素にすぎない。
日常を糧にする、人物たちの話で、そして変化はそこに当たり前にある。
