沼河比売 12
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一週間後の夜。
沼河比売に仕えていた人たちが、小さな船で助けにきてくれました。
沼河比売は、その船にのり、故郷の越をめざし逃げました。
「沼河比売を連れもどしてこい」
大国主命は、家来たちに命じました。
家来たちは、沼河比売たちの後を追ってきました。
沼河比売たちは、福来口・根知谷。・平牛・・・と、越の国内を逃げまわりました。
大国主命の家来たちに追われ、沼に落ちたり、枯れたあしとともに火で焼かれそうになったりしました。
それでも、沼河比売は大国主命の追っ手から逃げまわり、出雲へ行くことをこばみ続けました。
