「以心伝心と私」第二話
夫「君は小説とか映画について、それは僕の好みだとか僕には無理とかあらかじめ言うじゃない」
私「(それをやめてくれって話かな)うん?」
夫「大体そのとおりなんだよね。君は僕のことをわかってる……」
私「うん……?」
夫「(本を手にとって)でもこの本を『好きだと思うよ』って渡されて」
私「あっ、ダメだった?」
夫「ううん、すっごくおもしろかった……」
私「あっそう(じゃいいじゃん)」
夫「でも、これ『好きだと思うよ』って言われる僕って、一体、妻に、どう思われてるのかな……(悲しそう)?」

(参考:「これ」)
雨子のことを語る
