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雨子のことを語る

とはいえ、「映画や小説は怖くなければならない」と思っているので、たいてい怖い映画を見ている。ホラーやスプラッターなどは、一時停止をしたり一旦隣の部屋に退避して休んでから見たりすることもあるが、一番怖いのはその手の映画ではなく、「主人公が誰からも信用されない」とか、「絶望する」といった類のもので、今も、そういう映画が黒い箱の中に収まって、残り70分くらいのところで私により止められ、静かに再生を待っている。しばらく忘れたい。