[ふと思]クリスティを読み始めたきっかけは実はミステリとは全然関係なくて、小学生の終わりごろにマザーグースが自分的ブームとなってその流れで新書館のケイト・グリーナウェイの挿絵で岸田理生が翻訳したマザーグースの3冊本というのに嵌ったことだった。
3冊のどれかにマザーグースになぞらえたミステリを紹介するコラムが載っていて、なんにも知らずにまずそのコラムを読み、そこに出てくるミステリを順番に探して読んでいったのがわたくしのミステリ始めだった (シャーロック・ホームズはその枠でいうところのミステリじゃないので関係ない)。
すなわち、クリスティのポケットにライ麦を、クイーンの生者と死者と (靴の家の老婆)、ヴァン・ダインの僧正殺人事件あたりから。
quadratus (★)のことを語る
