BD版のブレードランナーはファイナルカットなのでむやみに長い。
映画としては冗長で明らかに要らないけどシド・ミード萌には眼福なデザイン的にかっこいい場面が残っている。
カットされたのにももったいないと思っちゃうのにも理由がある。
っていうかデッカードのおうちかっこいいな。
ところでデッカードとレイチェルがあーだこーだしてる場面は全部いらない派なんだけどそれは結局ロイことルトガー・ハウアー様が予定調和を超えてがんばってしまったため製作中に映画内ルールが変わってしまいそこんとこが脇役の恋愛沙汰に過ぎなくなってしまったからだ。
元々はデッカードが自分自身が人間なのかレプリなのか、人間なるものの境界が不分明になる、そこに繋がるはずで電気羊はそもそもそういう話だった。
一方でタイレル殺しは明らかに別ラインの解釈に属している。ロイが拓いた解釈に。
っていうかこの映画は旧ルールと新ルールが同時進行で撮られてしまったみたいに見える。
編集がいつまでも落ち着かないのもさもありなん。
あたりが本日のディナータイムの議題だった。
